BBZ結成前夜。

おととし12月に、とある掲示板にて募集をかけ結成されたのが「Bamboozle」

公募によるフルメンバーの募集は初めてで、年齢性別、国籍、経験や技量などは問わず、たまにスタジオでヨッコラっしょw出来るくらいで良いのかな、あとは全体の仕上がり次第でボツボツやっていこう、、、と言う、何とも軽い気持ちで募集をかけたもので、言わば大人のサークル活動的な主旨でスタートさせたものだった

ギターを弾く機会がなかなかなく、やはり個人の目的を作らなければそうそう触れることはない

この活動の主眼においては、位置付けとしては“BOØWY ファン”が怒らない程度にアレンジをかけていく、いわゆる「CIELO」の前衛的なものであったが、BOOWYの楽曲を専門的に使用し反応をどこまで得られるかに焦点を置いており、公募タイトルには

BOØWY らしくないBOØWY のバンドを作ります💖初心者OK🙆‍♀️」

と書いた

「らしくなく」と言うのは、単純に普通じゃ面白くないからであるし、定型より逸脱出来れば演者それぞれのストーリーやバンドのドラマを作る事に繋がっていくので、ただのコピバンよりも内容が分厚くなっていき長続きしやすく、また人々も魅了しやすくなるからである

もちろん基礎的な楽典や表現、そしてBOOWYを知らなければこの再現は難しく、まずは一通りのコピーが出来なければ達成は困難であることは承知している

技量を上げる方法は自分自身の経験を通じて知り得ているので、初心者が来ても特に問題はないと思っていたが、そもそも我々には本業が別にあり、それぞれの個人の目的にかなりの温度差があるのは仕方がないことも承知していたので、まずはお互いを尊重し合い受け入れ合う人間関係の構築が最優先になる

人間関係の構築においては「圧」、中でもストレスとなってしまうものが必ず障壁になる

「圧」とは、能力、時間軸、定型プロセス、失敗に対する責任、結果に対する責任etc...

経験や自信に応じて、このあたりの感じ方はまるで変わって来る

一旦ここをフラットな状態でスタートしなければ、ましてや公募で集まった赤の他人同士の一からの人間関係の構築は不可能である

実際のところ、個々の技量を上げるためにノルマを決めて「時間圧」を利用することは案外不可欠な要素ではあるけども、各々の環境や考え方が見えてくるまでは、一番ゆっくりな人に合わせることになる

それはそれで、早くノルマをクリアできる人達は他の事で時間をつぶせばいいだけである

もちろんこれは大前提である各人の仕事や家庭などの社会的立場を維持優先させなければ、プロ志向でないがゆえ秩序が崩壊するからであるが、マイペースにやればいくらでも時間はかかるし、そもそも効率が悪い

それぞれの面子を保ちながらも、組織では避けられない急進的な部分と保守的な部分の帳尻を合わせる仕組み作りは最優先課題であり、これまでのところ何とか作れてはいた気はする

しかしながら、本業がありながらの音楽活動というものは時間の割き方によって大きく影響されるので、人間関係の調整に費やせば費やすほど私が持っているリソースは枯渇していき、ついには断念せざるを得なくなる

 

1st Season CIELOはそれで崩壊している

あの頃はちょっとだけ若かったのでつい消滅させてしまったのだが、今考えると理由は明白であった

メンバーそれぞれの個人の目的と組織の目的が一致して初めてチームワークが強固になるのだが、ご存じの方もいるかもだが、そもそもCIELO内での私自身の在り方(w)に問題があったため、 プロ志向で最も技量の高い急進的なあるメンバーの目的が遂げられなくなり、他メンバーを相手に反乱を起こしたわけである

 

つまり、1st Season CIELOのライブ実現が不可能だった、とある一点の部分(w)が崩壊に最も影響している(・・・当たり前なんだが)

だけどもこれは当初から想像に難くなく、主旨としては、

「オンライン完結、活動期間は1年、目標はスカウト」

とハッキリ謳っていたため、途中から入ってきた彼の意見は容認出来ず、主旨を守っていた他のメンバーをも困惑させてしまい維持が不可能となり、1st Seasonは私の手で自ら壊した

彼には、

「そんなに熱があるのなら人の庭を荒らさず自分自身でやれ」

と言ったものだったが、私も反省すべき点は多々ある

熱意のある彼に対して気持ちをわきまえず言い過ぎであったし、彼もまた私と共に歩む未来を夢見ていたのであろう

それを思うと、いくらルールはルールとはいえなんだかかわいそうな事をしたと反省はしている

ちょっとだけw

 

だが主旨が前提に立って公式が成り立つ以上は私の立場や考えも少しはわかって欲しかった

主旨は運営者としての大黒柱であるから、それを崩せば全てが狂ってくる

大黒柱を倒壊させれば、それに付随している支柱にも負担が来て、やがては崩壊する

そしてこの責任は発起人である私にも誰にも取れない

もう一つ

各々プロ志向ではないから、活動には絶対的な限界がある

なぜプロ志向ではないかというと、単純に仕事などが忙しいからであるw

そこで1番悔しい思いをしているのは、可能性と同時に限界が見えてしまう私自身なのだが、そんな中でもプロ並みのコンテンツを工夫の中で構築していくのは不可能ではない(クオリティーについては機材も絡むため話は別である)

今は誰もがそうやって活動しているから、生存競争の中での重要な要素にもなっている

バンドに限らず、会社などどんな組織でもそうだろうが、時間の経過と共に発起人の当初の決め事は必ずしも守られるものではないし、目的が完徹されるのであれば、それはさほど重要でもない

実際そこには流動的な手、つまりは他のメンバーの意思や願いや想い、目標、目的、こういった利害要素が複雑に絡み合って組織は成長していくため、ここでブレインである発起人こそが柔軟性を持たねば、ある一定の成長で止まるのも理解はしている

そこで最も重要なのは、メンバーそれぞれの気持ちである

気持ちとは、実は自分の弱さにこそ隠れているから、案外自分で見つけ出すのは難しい部分もあるし、特に男性にとっては表現もし辛い

また、組織においての気持ちというのは、一般的にそこで実現してみたいのは何かという部分であるから、各々の利害関係や個人の目的については妥協が自ずと必要になる

それぞれの発想や自由度が奪われるのはそのせいであるが、これはどのようなコミュニティでも言える事

そこの混同がなきように配慮しても、これは実際の所、お互いの歩み寄りや話し合いや語り合いがなければおよそ成立が難しいし、何よりいい意味で諦めが肝心ということになる

つまりバンドの音とは人間関係そのものと言えるわけで、われわれの人間関係をオーディエンスにそのまま伝えていることになる

オーディエンスは果たして各々利己的で軟弱な基盤を支持するだろうか、それとも目的を最優先とした強固な基盤を支持するだろうか。当時は感情が支配し過ぎて分からなかったが、今思えば答えは明白であった

全ては成長を妨げた私の責任であり、実際その責任すら取れない立場であったのを理解すらしていなかった

・・・いや、理解してたからこそオンライン完結だったんだけどまさかこんなことになるとはw

 

そんな反省を踏まえた上で当プロジェクトは進んでいる

1年が過ぎた

「思い通り」という概念、つまりエゴはなるべく捨てるようにしている代わりに行き着く先は保証出来ないが、それが毎度毎度私の思っていた通りにならないところもまた楽しみの要素の一つなのかも知れない

 

 

さてさて、運営においてやるべき事はかなりある。。。

 

少なくとも私が考えられるだけでこれだけある

【広報】

Twitter

Instagram

Youtube

ブログ

ホームページ

【企画営業マネージメント】

イベントブッキング

イベンターとのセッティング

ライブハウスとの企画考案

メディアプレスリリース

メディア出演交渉

Youtube戦略考案

インフルエンサー交渉

決定情報・予告情報周知

経費見積

入出金管

【技術】

録音

音源ミックス編集

音源マスタリング編集

撮影

動画ミックス編集

照明

演出

デザイン

 

めんどうといえばめんどうであるが、組織においてはそれぞれの気持ちというのもここへの理解深度や拒絶の中で決まるし、私自身の目的はこれらを全て網羅して成果を出して行く事である

なるべくなら、手分けした方がいい

構成は細かければ細かいほど精度も成果も上がり、内外でより魅了もしやすくなる

 

さらに。。

ここに作曲、作詞、編曲が来れば、これら運営上のプロセスに匹敵する作業量が待っている

 

時間も限られているがゆえに、今現在欲しいものは何かと言われれば、お金ではなく「時間」である

ん~だから神様っ!時間をくれっ!という思いでいっぱいではあるが、実はそれよりも精力がかなり重要なのではなかろうか?wwと、年齢を鑑みて少しばかり弱気になってしまうところもあるわけなのである。

 

・・・あるのよ。

 

 

 

(おしまいw)